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トウモロコシ産地として有名な農場の6次産業化を支援 膜構造で、食品加工・コミュニティ施設「森町ラボラトリー」を設計・施工

2022.08.18by Foooood編集部
更新日:2022.08.18

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社⻑:能村 祐己)は、トウモロコシ産地として有名な静岡県森町で農業を営む佐野ファーム(本社:静岡県周智郡森町、代表:佐野元洋)の食品加工工場兼コミュニティ施設「森町ラボラトリー」の設計、施工を受注し、このたび完工しました。

Contents

■有名農場の6次産業化を支援

「森町ラボラトリー」はトウモロコシ産地として有名な静岡県森町で農業を営む佐野ファームの新施設です。トウモロコシ「森のおおきみ」は同社のオリジナルブランドで、直売所には、全国から多数直接購買を求める顧客が集まってきます。今回、新たな食品加工工場として活用し、さらに地域の住⺠との交流を図ることのできる「森町ラボラトリー」が完成しました。施工主である佐野さんは「様々な人達を巻き込んで、新しいことを試しながら森町全体をもっと盛り上げたい」という意気込みで同施設を作りました。

森町ラボラトリー 外観

■環境負荷を大幅に軽減しわずか 5 か月で完工

建物に膜材を活用することで、コンクリートなどを多く使用する一般的な建築物と比較し、大幅に環境負荷を低減しています。膜は軽量で使用する鉄骨量も低減できるため、輸送による環境負荷を大きく削減できます。また、軽量な素材構成は、耐震性の強い造りを実現できるため、工場などの用途に最適です。さらに、着工からわずか5か月での完工を実現したことにより、人件費などの建築コストも大きく低減しました。

■太陽光をふんだんに活用した施設が誕生

「森町ラボラトリー」はテント状の屋根を採用しています。テント屋根は太陽光を約 11%透過できるため、日中は照明を使用しなくても太陽光を利用した明るい室内を実現します。昼間は照明が不要で消費電力を節約できます。自然の恵みを生かした明るい室内は、食品加工場としてだけではなく、地域を盛りあげるコミュニティとして、またワークショップや関係者とのコミュニケーション、食イベントの開催までを視野に入れた新たな憩いの場<IKOIBA>として活用されます。

膜屋根下の開放的な溜まりの空間<IKOIBA>

■「森町ラボラトリー」で誕生した新商品  森町新名物「とうもろこし“森のおおきみ”のソフラッペ」と、 「ミニトマトのソフラッペ」 

かき氷に自家製(佐野ファーム製)野菜のシロップをかけ、その上にたっぷりのソフトクリームを合わせた特製フラッペ「ソフラッペ」です。
ソフトクリームにも野菜シロップがかかった贅沢な夏らしい森町新名物!
森のおおきみを使用したとうもろこしソフラッペと、ミニトマトソフラッペ、の2種がお楽しみいただけます。

・販売価格 Mサイズ 600円(税込) Lサイズ800円(税込)
・販売場所:直営店「マルシェ リコパショ」10時〜15時(定休日:水曜日・日曜日)

ミニトマトのソフラッペ

森のおおきみを使用したとうもろこしソフラッペ

とうもろこしのスコーン(1個) 直営店販売価格290円(税込)


スコーン生地の中には牛乳などの水分は入れていません。
とうもろこしを粗くミンチ状にし、そのとうもろこしの水分だけで生地をまとめ、とうもろこしの甘みが楽しめる味わい深いスコーン。
表示に書かれている牛乳は、スコーンを焼くときに表面に軽く塗って焼くときの物でごく少量です。工房で使用しているベーキングパウダーは、アルミフリーなものを使用しています。

オートミールクッキー(2枚入り) 直営店販売価格は150円(税込)


おやつは食べたいけど、ダイエット中だしという女性の方向けの罪悪感の少ないおやつを目指して作られました。
とうもろこしの甘みを活かして、使用する糖分の量を減らしていく取り組みをしています。

ポミスクッキー(5枚入り) 直営店販売価格は150円(税込)


自社製のとうもろこしフラッペシロップを作る際に、とうもろこしのジュースを搾るのですが、その際にできた搾りかすを捨ててしまわずに、最後まで使い切りたいという思いから作られた商品です。

カフェスペース、イートインスペース等について

現在、屋内にはイートインのスペースはないのですが、今は日差しが強いので、屋外にタープを用意して、その下に木の切り株を椅子がわりに設置し、お客さまにご利用いただいています。

森のおおきみについて

スーパースイート種。糖度は平均18度以上。フルーティな甘さ・旨味を感じるとうもろこしです。

■「森町ラボラトリー」内の<IKOIBA>で予定されているワークショップ

今後はさまざまな農作物のワークショップを開催予定。
秋には、干し芋づくりや、ポップコーンづくり、また開催を望む声が多い干し柿づくり体験も企画中。

■森町ラボラトリーの概要

所在地: 静岡県周智郡森町
構 造: 骨組膜構造 1 階建て
寸 法: 間口 15m×奥行き 22m×高さ4m
面 積: 延床面積 340 平方メートル
仕 様: 屋根/膜材 CMX220(不燃)、外壁/ガルバリウム鋼板
施 主: 佐野ファーム
設 計: 太陽工業株式会社
用 途: 作業場

■太陽工業株式会社について

太陽工業は、社会の安心・安全を支え、人々の豊かな生活の実現に貢献することを目指す「膜構造のリーディングカンパニー」です。軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも製品を展開しています。特に近年では、各地で多発する災害時の緊急対応や、新型コロナ対策の医療用テントでも社会の注目を集めつつあります。
公式 HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

※本記事で紹介している情報は掲載時点のものです。

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この記事を書いた人

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