【万博出展の裏話】 万博で28.8万食の大盛況!100%植物性なのに食べた人の7割が 「これもチーズ」と回答した『Q・B・B PLANT MADE®』
みなさん、こんにちは!Foooood編集部です!
大阪・関西万博に出店した『QBBこれもいいキッチン』は、動物由来の原材料を一切使わず、すべて植物性素材でメニューを構成した※1レストランです。
今回は、六甲バターの中尾さんに、万博が終わった今だからこそ語れる裏側と今後の展望を赤裸々に語ってもらいました。
※1 食塩・香料製剤は植物由来ではありません。ただし動物由来のものは一切含みません。
Contents
『Q・B・B PLANT MADE®』の開発背景
実は2024年に植物性チーズを販売開始したとき、社外からは「よく既存事業と競合する商品を出しましたね」と言われていたそう。
そんな中でも商品開発をやめなかったのは、“乳製品の環境負荷の問題”が、理由だそうです。
実はチーズ1kgあたり約21kgのCO₂が出ると言われているチーズづくり。チーズの老舗メーカーとして、持続可能なチーズ文化もつくりたかったとの想いで商品開発が始まりました。「チーズ好きが本当においしいと思えるかどうか」を基準に作っていったそうです。


逆境から始まった大阪・関西万博へのレストラン出店

そのように生まれた『Q・B・B PLANT MADE®』を使用した『QBBこれもいいキッチン』。
開幕当初は万博の来場者が少なかったこともありお店の売上もやや低迷していて、「正直、最初は泣きそうでした(笑)。」と赤裸々に教えてくれました。
お店の評判はSNSで少しずつ広がり、段々と売上は右肩上がりに。9月以降の平均日販は実に4月の2倍を超えたそうで、最終的には行列が絶えない状態となり、総販売食数約28.8万食を達成。当時を振り返り、「いろいろあったけど、やっぱり万博に出店してよかった」と語っています。
85%以上が「植物性食品への印象が良くなった」と回答したチーズ代替植物性食品『Q・B・B PLANT MADE®』
「『QBBこれもいいキッチン』では、とにかく植物性チーズのおいしさを知ってもらうことを目指しました。そのために、特に食べ応えを強調した食事系のメニュー監修にはミシュラン三つ星『祇園 さゝ木』の佐々木浩シェフを起用し、妥協のないおいしさを追求し開発を重ねました。」
その結果、「万博が終わってもレストランなどで気軽に食べたい」「これが植物性なの?」と嬉しい感想も多かったそうで、実際に来店者アンケート※2では85%以上が「植物性食品への印象が良くなった」との回答もでたそうです。
※2 実査日:2025年8月6日・7日 サンプル数:n=446 調査対象者:植物性チーズメニュー喫食者
万博出店での経験を経て、「おいしく食べること」をもっと届けたい
「万博に出店してよかったですか?」と訪ねたところ、中尾さんは笑顔で答えてくれました。
「トータルで言ったらよかったです。でも前半は本当にヒヤヒヤ。やらなかった方がよかったのかも…と頭をよぎったくらいでした(笑)。けれどその分、後半にたくさんいいことがあって、前半のヒヤヒヤを補って余りある出店効果と学びを得られたと思っています。」
「やはり商品を店頭に並べるだけだと、残念ながらまだまだ植物性チーズに魅力を感じてもらいにくい。でも、今回のようにメニューとして提供すれば段違いに関心を持ってもらえるし、喜んでもらえることを確認できました。」
万博出店をきっかけに、気づいたことを尋ねると、
「以前はセールスの際に『商品情報』を提供していたにすぎず、『おいしく食べる情報』がまったく不足していたのだと痛感しました。」
「メーカーとして新しい食材を開発した際には、そのおいしい食べ方も同時に開発すべきだったと気づかされました。お客様にとって未知で不安な食材を買っていただくためには、まずはとにかく一度おいしく食べていただくことにもっと懸命に取り組むべきでした。」と中尾さんは振り返ります。


公式HPでは『Q・B・B PLANT MADE®』の特徴である、「冷めても固くなりにくい」「ダマになりにくくコクが出やすい」が活かされたレシピも沢山発信されているので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
※本記事で紹介している情報は掲載時点のものです。

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