【プレス向け試食会レポ】20年で約半減する魚消費に一石 “レアカツ”で魚食文化をアップデート!海鮮レアカツ専門店「玄海」心斎橋店リニューアル!
みなさん、こんにちは!Foooood編集部です!
2026年3月31日、大阪・心斎橋に海鮮レアカツ専門店「玄海」がリニューアルオープン。それに先立ち、プレス向けの試食会が開催されました。
運営するのは、福岡発の水産スタートアップ「ベンナーズ」。仕入れから加工、販売までを一貫して手がける体制を強みに、水産業界の課題解決に取り組む企業です。

Contents
「魚離れ」に挑む、外食からのアプローチ
今回のリニューアルの背景にあるのは、日本における深刻な“魚離れ”。
農林水産省の統計によると、1人あたりの年間魚介類消費量は2001年の約40kgから2022年には約23kgまで減少。約20年でほぼ半減しています。特に若年層ではその傾向が顕著で、消費量は高齢層の半分以下にとどまっています。
試食会で登壇した代表取締役 井口氏は、
「魚を食べる機会そのものが減っている。だからこそ“食べたいと思う体験”をつくることが重要」
と語ります。
家庭では「調理が面倒」「匂いが気になる」、外食では「寿司・刺身・焼き魚に偏る」など、魚が選ばれにくい構造がある中で、同社は“新しい魚の食べ方”を外食から提案しています。
刺身×揚げ物という新発想「海鮮レアカツ」

その象徴が、今回の主役となる「海鮮レアカツ」。
一見するとカツですが、ナイフを入れると現れるのはしっとりとしたレアな魚の断面。外はサクサク、中はまるで刺身のような食感というコントラストが印象的な一皿です。
揚げ物でありながら重たすぎず、魚ならではの軽やかさも感じられる仕上がりで、これまでの魚料理とは一線を画します。
井口氏は、
「若い世代は“ガツンとした満足感”を求める一方で、魚はヘルシーで軽い。この両方を満たせるのがレアカツ」
と、その狙いを説明します。
さらに“カツ”という料理自体が世界的に浸透していることから、将来的な海外展開も見据えているとのこと。
海鮮丼から進化、ブランドの次フェーズへ
「玄海」はもともと海鮮丼業態としてスタート。2024年に京都・錦市場近くで1号店をオープンし、その後手巻き寿司などへ展開してきました。
今回の心斎橋店では、レアカツを主軸に据えつつ、海鮮丼メニューも一部継続。ブランドとしての“次のステージ”に進んだ形です。
なお出店エリアは京都・大阪ともにインバウンド需要を意識した立地選定とのこと。ターゲットは20代半ば〜30代後半を中心に据えています。
実際に試食させていただきました!

“まずはこれを食べてほしい”一皿。

試食会で特に印象的だったのが「<中トロ> レアカツ(2,900円)」。

衣の香ばしさの中から現れる中トロは、脂の甘みとレアな食感が際立ち、確かに“新しい魚体験”と呼べる一品です。
井口氏も、
「初めての方には、まずマグロを食べていただきたい」
と話す通り、ブランドの看板メニューとして強い完成度を感じました。
わさび醤油とおろしポン酢の2種の味わいを楽しめる点も嬉しいポイント。どちらも間違いなく、さっぱりといただけちゃいます。


そのほか、「<サーモンホタテ>(2,500円)」や、大阪限定の「サバチーズフライ(1,000円)」等も提供。

「<サーモンホタテ>レアカツ」は、いくら&とびこがトッピングされたタルタルソースがとにかく絶品!これだけでご飯が進みます。食感も楽しいですよ。


「サバチーズフライ」は、小型で市場価値が付きにくい“ろうそくサバ”を活用したメニューで、未利用魚の価値向上というサステナブルな取り組みも体現しています。チーズ入りなので、食べ応え抜群です。1日限定10食!お早めにどうぞ。
「魚を食べたい」をつくることが未来につながる
ベンナーズが目指すのは、単なる飲食店運営ではありません。
外食で生まれた“魚を食べたい”という需要を起点に、自社の加工・流通ネットワークで供給を支え、適正価格で産地へ還元し、再び需要を生み出す——そんな循環型の水産ビジネスモデルの構築です。
今回のレアカツ業態も、その第一歩。
今後は心斎橋を皮切りに大阪での多店舗展開、さらに2〜3年で全国10店舗以上の出店を目指すといいます。
魚食文化を“体験”で更新する一手

「魚をもっと食べてほしい」というシンプルな願いを、“レアカツ”という形で具現化した今回のリニューアル。
刺身でも焼き魚でもない、新しい選択肢を提示することで、魚食文化そのもののアップデートを狙う挑戦と言えそうです。
「魚を食べる理由」ではなく、「食べたくなる体験」をつくる。
そのアプローチは、縮小傾向にある水産業界において、一つの有効な打ち手として注目されそうです。
「海鮮レアカツ ⽞海 ⼼斎橋店」店舗概要
所在地
⼤阪府⼤阪市中央区⼼斎橋筋2-6-9
地下鉄御堂筋線 ⼼斎橋駅より徒歩4分
地下鉄御堂筋線 なんば駅より徒歩3分
なんば駅(⼤阪メトロ)から329m
営業時間
11:00 – 15:00(L.O. 14:30)/ 17:00 – 21:00(L.O. 20:30)
席数
28席
リニューアルオープン⽇
2026年3⽉31⽇(⽕)
ベンナーズ公式HP
フィシュル!公式サイト
※本記事で紹介している情報は掲載時点のものです。

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